(しつこいが二方面への敬語については別の話である)
「診てもらうことを勧める」は「医者に診てもらえ」という意味であって「患者を診ろ」という意味ではない。
そもそも「ご覧いただく(見てもらう)」の動作主は「私」である。「私」の行為を「あなた」にお勧めすることは不可能である。
下の引用文には「ご覧いただくことをお勧めします(見てもらうことをお勧めします)」とあるが、本当に言いたいことは「誰かに見てもらえ」ではなく「お前が見ろ」のはずである。 「ご覧になることをお勧めします」と書けばいいだけなのに、いや、もっと簡単に「見てください」で充分なのになぜか「いただく」を入れる。その結果、動作主が入れ替わる。
具体的な数値や詳細については、各国の中央銀行の公式ウェブサイトや信頼性の高い経済情報サイトをご覧いただくことをお勧めします。
BardとBingに同じ質問をしてみた。 - 金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger