233. 「いる」と「おる」と / 連用中止接続とテ形接続と

「いる」は上一段活用であるから口語としては下のように活用する。
未然: いない
連用: います
終止: いる
連体: いるとき
假定: いれば
命令: いろ

下の用例1は本来は下のような文章になるはずであった。

  • 連用中止接続の場合(語幹と語尾との区別がないため「い」を残すしかない):
    「~の6割に達してい、~ほぼ互角か上回ってい、~」

  • テ形接続の場合:
    「~の6割に達していて、~ほぼ互角か上回っていて、~」

しかしなぜか「いる」の連用中止もテ形も避けて「おる」の連用中止に書き換える傾向が強い。今や「いる」の連用中止はほぼ消えた。池波正太郎は使っているが。

ビジネスに役立つ経済金融英語 第25回: マグニフィセント・セブン (the Magnificent Seven) | Q-Leap
1. 以上から、この7社だけで、英仏中日4市場の時価総額合計の6割に達しており、個別に見ても、たとえばアップルとマイクロソフトは、それぞれ単独で英国、フランス市場全体とほぼ互角か上回っており、いかに存在が大きいか、ということがわかる。
2. (市場集中の懸念:ハイテク株を中心とするごく少数の株式が市場の上昇の大部分を占めており、これらの株価が下落すると市場全体が下落しやすい状態となっている
3. 将来の投資戦略:一部のアナリストは、ハイテク株の優位が来年も続くとは考えておらず、代わりに産業、素材、運輸などこれまで低迷してきたセクターが好成績を収めると予想している)((1)と(2)を下敷きに鈴木が作成)
4. そのまま訳せば「華麗なる七人(七社)」ということになるが、その一方で筆者は「市場の集中」、つまり少数の支配的な株式が市場の大部分の利益を牽引しており、これら少数の銘柄が揺らぐと市場全体が下落のリスクにさらされる懸念を指摘している。世界中の株式市場がこの7銘柄の影響を受けており、その動向に目が離せない。